痩せたサンマでは秋は感じられないですね

秋ですね,と毎年感じるのは脂がパチパチとはじけるようなサンマが食卓に載った時です。
醤油をたらしたたっぷりの大根おろしをからめてパクッと口に放り込んで,ご飯をかきこむと胃袋に落とすのが惜しくなるくらいの美味さです。
正に至福の時ですね。

ところが,今度の秋はそういうわけにはいきません。
何と言っても,サンマが痩せているのです。
プリプリと皮が弾けそうなくらいに肥え太ったあの見事な魚体が見当たらないのです。
スーパーに並んでいるのは,そのまま丸干しにしたらいい干物になるね,くらいの痩せこけたサンマばかりです。

これでは秋を感じるどころか,アーッ,と思わずため息が出てきます。
マグロやウナギや鯨に続いて,サンマよ,お前もかという心境になりました。
日本の漁船がとる前に,公海上で某隣国の大型サンマ漁船があらかた捕ってしまって,資源保護の協議には関心を示さないとのことですね。
何とも困ったものです。私の秋を返してちょうだい。